サントリーローヤルというお酒

安里やポン太

2010年10月27日 23:52

僕らの世代は、若いころは、ウィスキーといえば、フンパツしてダルマ(オールド)でした。

リザーブなんか飲んでた日にゃ、友人がおでこに手をあてて、「気は確かか?大丈夫か?明日生きる金あるか?」。

ましてやローヤルなんて、買うことを考えたこともない高級酒。

今でこそ10万、50万、100万もする国産ウイスキーが販売されていますが、当時、高い酒といえば、スコッチ、ナポレオン、そしてローヤルでした。

ジョニ黒、ワイルドターキー1万円、ジャックダニエル8千円なんて時代です。
スナックのボトルキープ代じゃないですよ。酒屋での値段です。
カミュやレミーマルタンのナポレオンなんていくらしたんでしょう?



ひょんなことから、古いローヤルを手に入れました。




若い人は知らない表現でしょう。「特級」




ローヤルを飲むには、お気に入りのナイフで、紐を切る儀式から始まります。



僕の生まれる前に作られたナイフで・・・


おもいきって2本とも開けてしまいます。
だってお酒は、飲むために作られるもの。
だけどこのローヤルというお酒は、飾られる運命のほうが多かったのではないでしょうか?
現に「飾られていたからこそ」のこの2本。


心配していたコルクのへたりは、両方ともありません。




見事な金色。



ショットグラスは、学生のころ大好きでよく行った、渋谷の「ボイルストンウエスト」の開店記念か1周年記念にいただいたもの。

トクットクットクットク・・・25年以上の時を越えて、あまい香りが漂う。

ダンダンデュディダダィデュディダダン

(あ、これオールドか?)


泡盛はガラス瓶でも熟成するとしています。実際は熟成ではないのでしょうが、確かに味はマイルドに独特の香りや風味が現れてきます。


でもウイスキーは、樽から出された途端、まったくエイジングしません。
とはいえ、泡盛と同じ蒸留酒。
ビンの中でどのように変わるのでしょうか?


まず、一口"SR"ローヤルから。

・・・・・え?な、なんだ?


次に"60"ローヤル。

・・・・・え?ま、ま、まさか・・


男はグラスの中に自分だけの小説を書くことができる・・・・サントリーローヤル


つづく

♪ダンダンデュディダダデュディダダン

だからそれは、サントリーオールドだってば・・・



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