僕らの世代は、若いころは、ウィスキーといえば、フンパツしてダルマ(オールド)でした。
リザーブなんか飲んでた日にゃ、友人がおでこに手をあてて、「気は確かか?大丈夫か?明日生きる金あるか?」。
ましてやローヤルなんて、買うことを考えたこともない高級酒。
今でこそ10万、50万、100万もする国産ウイスキーが販売されていますが、当時、高い酒といえば、スコッチ、ナポレオン、そしてローヤルでした。
ジョニ黒、ワイルドターキー1万円、ジャックダニエル8千円なんて時代です。
スナックのボトルキープ代じゃないですよ。酒屋での値段です。
カミュやレミーマルタンのナポレオンなんていくらしたんでしょう?
ひょんなことから、古いローヤルを手に入れました。
若い人は知らない表現でしょう。「特級」
ローヤルを飲むには、お気に入りのナイフで、紐を切る儀式から始まります。
僕の生まれる前に作られたナイフで・・・
おもいきって2本とも開けてしまいます。
だってお酒は、飲むために作られるもの。
だけどこのローヤルというお酒は、飾られる運命のほうが多かったのではないでしょうか?
現に「飾られていたからこそ」のこの2本。
心配していたコルクのへたりは、両方ともありません。
見事な金色。
ショットグラスは、学生のころ大好きでよく行った、渋谷の「ボイルストンウエスト」の開店記念か1周年記念にいただいたもの。
トクットクットクットク・・・25年以上の時を越えて、あまい香りが漂う。
ダンダンデュディダダィデュディダダン
(あ、これオールドか?)
泡盛はガラス瓶でも熟成するとしています。実際は熟成ではないのでしょうが、確かに味はマイルドに独特の香りや風味が現れてきます。
でもウイスキーは、樽から出された途端、まったくエイジングしません。
とはいえ、泡盛と同じ蒸留酒。
ビンの中でどのように変わるのでしょうか?
まず、一口"SR"ローヤルから。
・・・・・え?な、なんだ?
次に"60"ローヤル。
・・・・・え?ま、ま、まさか・・
男はグラスの中に自分だけの小説を書くことができる・・・・サントリーローヤル
つづく
♪ダンダンデュディダダデュディダダン
だからそれは、サントリーオールドだってば・・・
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