2020年05月03日

スローライフ

今まで通勤時間に往復5時間かけていましたが、作業場所の移動や在宅勤務で、使える時間が大幅に増えました。

もともと、発酵や熟成に興味があり、泡盛の古酒熟成や、みそ、しょうゆ、ソース、ケチャップまで自家作成し、嫁は農薬を使わない野菜作りなど、時間をかけて育てていくものを趣味にしています。
コーヒーも焙煎から1時間かけて楽しんだり、スローフードも楽しんでいます。


時間をかけて育てるものは、なにも食品だけではありません。
道具もです。

スローライフ

20世紀から使い続けているキッチンダッチオーブン。
まだ日本ではメジャーになっていないころ、アメリカから個人輸入して、シーズニングから始めて、キャンプで使い込んで、キッチンで使い込んでまだまだ現役です。


スローライフ

革製品も然りです。しっかり鞣された革は、時とともに味わいが出るものです。
ブッテーロのなめし革のケースは、iPhone5Sの時代から、iPhone SE(1世代)まで何年使っているでしょうか。


最近スローライフとして、玉露を始めました。
茶器は萩焼で揃えました。

スローライフ

実は萩焼の器も、時とともに味わい深くなるといわれています。
釉薬の収縮率の違いにより発生する貫入というヒビは、経年により、茶の色が染みこんで変化し、使い込むほど色合いが変わってきます。

スローライフ

縁が欠けてしまいましたが、親戚から結婚祝いにいただいた萩焼です。26年使いました。


スローライフ

スローライフ

余談ですが、萩焼の特徴は高台に切り込みが入っているものだと思ってました。
庶民が使うため、藩への献上物だったのを切り込みを入れてわざと傷物にしたとか言われていたようですが、昭和初期に作られた玉露の萩焼の高台にも、欠けたので新調した最近の作家の萩焼の茶碗にも切り込みは入っていません。
実際はどうなんでしょうね。真相はいまだわからないそうです。


さて、スローライフに戻りましょう。

最近仲間入りした「長期育成」道具です。鉄瓶です。

スローライフ

これは、岩手南部のものではなく、京茶器に属する、近江の鉄器だそうです。

鉄瓶も、時とともに育つ典型の道具ということです。

材質はダッチオーブンと同じ、鋳鉄ですから、馴らしが必要で、かつ錆との闘いです。

ダッチオーブンの馴らしは、手間がかかりましたが、鉄瓶はお湯を何度か沸かすだけだそうです。
この鉄瓶は古いデッドストックのようで、少し錆があったので、実際はお茶を30分煮出して1日放置してから馴らしを開始しました。

スローライフ

馴らしを終えたころ、少し内部が白みがかってきた感じです。

スローライフ

毎日数回お湯を沸かして、3日経ったものです。
白みが増して、赤い斑点が出てきました。この内側の白い部分や赤い斑点が増えてくると、だんだんお湯がおいしくなっていき、また錆の発生も抑えてくれるということです。







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Posted by 安里やポン太 at 13:12│Comments(0)愛用品
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