CAMEDIA C-3040 Zoom

安里やポン太

2014年09月19日 22:42

20世紀の終わりに発売された、カメラです。

わずか334万画素。

いまだに使っている人は少ないでしょうね。

このカメラには、いくつか欠点があります。
まず、電源を入れる際、必ずキャップを外さなければならない、とか
レンズにフィルターがつけられないとか。

カメラを手に入れると多くの人は、レンズを傷から守るために、フィルターをつけるでしょう。
このカメラは、レンズ自体に溝が切られていないため、そのままではフィルターがつけられません。
フィルターやコンバージョンレンズをつけるためのアダプタがOLYMPUSやRAYNOX、三和サプライから当時発売されていました。



15年経った今では、手に入るわけもないので、自作しました。

自作というより、市販のものを組み合わせただけです。今でも普通に手に入ります(2014年現在)。

C-3040のレンズの外側の短い枠に切られた溝は、41mm。

用意するのは、
①ステップアップリング41→46
②ケンコーのレンズフード KMH-46BK

これだけです。①が500円、②が1000円位でした。



これで、49mmのフィルタがつけられます。コンパクト性がさらに犠牲になりますが、電源ON時のキャップはずしからも解放されました。

こんな感じ。


OLYMPUS純正のコンバージョンレンズアダプタは、レンズ側41mm→フィルタ側43mmです。

ケンコーのレンズフードにも43mmのがありますが、これは長さが18mm。今回選択した46mmのレンズフードは長さ22mmです。

C-3040は、電源を入れるとレンズは24mm飛び出ます。ステップアップリングの厚さが4mmなので、少なくとも20mm以上の長さが必要になるため46mmのレンズフードを選びました。

さて、いまさらなんで、こんな古いカメラを手に入れたかというと。。

理由はコレです。



なんと、カメラ1700円。ハウジング600円。

今年結婚20周年の年です。

10周年の時は、ジープ島に行きました。今回は小笠原です。

海の写真を撮ってこようと思います。


ところで、水中カメラ。

水の中では、屈折で画角が狭くなります。もともとこのカメラのズームは広角端35mm。

これよりもっと狭くなるのか。。

このハウジングには、なんとレンズのところにワイドコンバージョンレンズ用の溝が切られていました。

水中カメラのワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)は防水でなければいけません。
カメラのレンズは、複数のレンズの組み合わせです。レンズとレンズの間は空洞です。ここに海水が入ってはいけません。乾いたら潮が吹いてレンズが使い物にならないでしょう。
防水のワイコンはとても高価です。ちなみに純正で5万円。

ちょっと待てよ。複数レンズだから、中が空洞、防水加工が必要になる。。。


というわけで、一枚レンズのワイコンをつけてみました。

試し撮りしました。

ピントが合いません。

ふと、思いついたマクロモードでの撮影で、無事ピントが合いました。

水中は、海水の屈折がレンズに影響すると思うので、実際撮影してみないとわかりませんが、来週小笠原で、試してみます。



当時10万円もしたカメラは、中古で1000-2000円で売っています。

そんなジャンク屋さんで、あえて、今、手に入れた人の参考になれば。。。。




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