今年5回目の、そして今年最後の沖縄遠征です。
さて、3日目です。
この日の予定は、なんだっけ?
日記、日記(11月13日の私の日記)・・・
>3日目は、おそらく南部をドライブしながら、琉球漆を見学したりして。
>瀬長に行って、ウージ染め(サトウキビの染物)も見てこようかな?
>夕方は那覇に戻って、壷やの育陶園さんでやちむん(焼物)。
>今回は親方とビール飲めるかな?
あ、そうそう。南部めぐりでした。
この日は、まず、新商品開拓ということで、カリー染を見に行こうと糸満市に向かいましたが、工房は閉まっていました。
むむ。
昨日の見事な空振り続きが頭をよぎりました。
3連休だからでしょうか?
電話をかけてみましたが留守電。
今回は、ご縁がなかったということで、昨日から何回目でしょうか?再び気を取り直して、次へ向かうことにしました。
お次は、平和祈念公園近くの琉球ガラス館です。
ここでは、商品の探索ではなく、クース(古酒)用の壷探しです。
丁度手頃の1升程度の壷、うにぬてぃ(鬼の腕)が見つかりました。
ガラス館に併設されているこの古酒甕やさんも、先日の「恩納の駅」同様、古酒作りを始めようとする人には、お薦めのお店です。
壷や甕の形が豊富で、古酒つくり用の泡盛(一般的にはアルコール度数が43度と強いものがいいとされている)も選べます。
古酒壷を入手して、順路はすぐ近くの琉球漆器です。
琉球漆器は個人的に使用するものです。
今回は、こんなかわいい柿の形の小物いれ(小鉢)をGETです。
この大きさ(直径約10cm)のものは、もう作らないそうです。
前回来た時もいいな、と思っていたんですが、もう廃盤になると聞いて、残り4個のうち2個買っちゃいました。
在庫処分ということで、特売コーナーにあったんですが、値段がついてませんでした。
「これおいくら?」
隣に置いてあったふた無しの小鉢に2000円と書かれていました。
「この小鉢が2000円だから、これも同じかしら?おなじでいいわよねぇ?店長」
「ん?え?あ、お、同じで・・・」
「工場直売ですので、1割引かせていただいてます」
2つで3600円!
漆器ですよー。漆がこんなに安く買えるとは・・・
全国の漆ファンがこのブログ読んだら、明日にでも沖縄飛んじゃいそうですね。
ここの特売はとにかくお手頃で、お買い得品がいっぱいです。
さ、お昼をすぎて、お腹が空きました。
お昼は、ひめゆりの雪花菜でハルオバァの爆弾おにぎりとそばのセット。おいしかったです。
程よく体重が増えたところで、今度は観光です。
アブチラガマに行きました。
まるで明かりの無い洞窟をヘルメットと懐中電灯を持って入ります。
普段はウチナーグチは、私たちにとって愛くるしくかわいらしく聞こえるのですが、ガイドさんの語りは深い哀愁と戒めを増幅させるかのように暗い洞窟に響いていました。
南部は負の遺産が多い所です。
訪れると胸が痛むのですが、まだ残っている深い悲しみが、私たちに大きな教訓を与えてくれます。
洞窟を出ると、外は土砂降りになっていました。
(つづく)
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